早朝から深夜まで、コンビニで買い物ができる
画像から、大阪府のどこかのコンビニエンスストアにある中国語看板だとわかります。コンビニは便利で、普段は用事の途中や旅行先でも使わせてもらっています。
この画像がきっかけとなり、初めてJFAの公式サイト(日本コンビニ協会)を覗いて見ました。
なんと日本全国系列問わず、コンビニの店舗数が2020年2月の統計で、55,460店もあります。すごくないですか、この数字。普段から競争が激しいと想像はできますが、中国武漢発新コロナウィルスの影響を受け、政府による外出自粛の要請で、ここ数カ月間他の業種がバタバタと倒れる中、コンビニの売り上げは紙製品、食品全般を中心に、2.8%増となっています。
上記画像を検証すると、アップされたのは2019年7月頃、回りに回った期間もあり、暫く前のものかと思います。大阪と言えば中国旅行客の訪問地としてランクがかなり上で、日頃から競争が激しい地域です。必死にもなります。コンビニが中国語で看板を出すアイディアも行動力も素晴らしいが、その中国語がちょっと・・・・・・
生活密着なだけに、なんとかしてあげたい気持ちが一杯になります。
コンビニ店舗を持っている経営者の皆さん、筆者のnoteサークルのメンバーになれば、会員様向け必要な時に中国語のサポートを継続的に受けられますので、間違った宣伝で恥をかくのはやめましょう。
上記看板の左と右は同じ意味の中国語であり、英語、ハングルが無いだけに、かなり効率を考えたとも思えます。左は台湾・香港向けの繁体字で、右は大陸向けの簡体字です。簡体字は毛沢東が意図をもって、文革の期に長い歴史がある中国文字を簡略化したものです。何の意図かは折を見てお話したいと思います。今回は右側の簡体字から見て行きましょう。
看板下部の商品カテゴリにあるアルコールドリンクを指す「酒精饮料」、直訳すれば合っていますが、前回の記事「工事中。気を付けて、ご注意下さい。」にも書いたが、直訳すれば翻訳できるとは言えません。そう言えば、お酒もコンビニで買うのが殆どですねw
日本では「アルコール」を飲む酒、産業用は「工業用アルコール」と区別しているように、中国では「酒精」は工業アルコールで多く使われるので、飲む気が失せます。楽しみながら飲んで欲しいなら「酒水」または「酒类」と表示して下さい。他のカテゴリーはいいので、触れずに行きましょう。
一番の問題はこれです。「从清晨到深夜,你可以购买便利店」を日本語に戻すと「早朝から深夜まで、あなたはコンビニを買えます」となります。買えるものなら買いたいですね、コンビニの1軒や2軒、いくらで買えますか?なんて、言ってみたいものです。
でも、お客様がコンビニを訪れる目的は店内の商品を買いたいのです。店主様は看板の意味を知っているのでしょうか、「このコンビニはいくら?」って交渉を持ちかけられた事があるでしょうか。大阪だけに、突っ込みどころがないギャグだったり・・・・・・
このコンビニの場合、言いたい事を中国語で伝えるならば、これです。
清晨到深夜,便利店购物方便
言葉のリズムって知ってますか?俳句の五七五が典型です。この言葉のリズムも中国から来たもので、「从清晨到深夜」の「从」は省略した方が響きます。「方便」は「便利に」と言う意味で、「コンビニで買い物できる」だけなら不要ですが、これもキャッチ故の言葉リズムを考えれば、「方便」を付けて七文字にすると響きます。
こんな言い回しもできますので、参考にどうぞ。「早朝から深夜まで、コンビニなら買える」、一般のお店では買えない時間帯にコンビニならではを強調し、差別化したキャッチとなります。ここの差別は悪い意味ではないので吟味して下さいね。
清晨到深夜,便利店就能买得到
最後に同じくコンビニならではの「早朝から深夜まで、コンビニだから買える」を表現します。
清晨到深夜,便利店才能买得到
一文字で意味を替えられるのが漢字の力です。
コンビニは今やスーパーの営業時間外の買い物だけでなく、オリジナルな人気商品を沢山生み出していますよね。筆者の近所に大手コンビニが2軒あります。最近は昔から設置していた郵便ポストが撤去され、手紙一通でもコンビニへ行きます。
普段、子供が宿題でノートがない、消しゴム失くしたと言われれば、速攻コンビニへ駆け込みます。旅先でも忘れ物があれば、地元の店を知らないがコンビニの詳細は知っているから先ずはコンビニを探します。将来的に通販が殆どのシェアを取り、デパートが無くなってもコンビニは残る気がします。中国でもコンビニの認識は同じようになりました。正しい中国語で表示すれば、中国の旅行客が喜んで買物します。