のりばは、向こう側です。
中国のネットで見つけたこの写真は、どこかの観光地にあるケーブルカーの乗降場ですね。注意書きの看板が立てられています。日本語の「のりばは、向こう側です。」を中国の旅行客に伝えたいらしいです。
筆者は看板の一番下にある危険を知らせる注意書きの方が気になりました。どうしてその注意書きを中国語にしないのでしょう、大きく✕があるから、中国の旅行客も何を書いてあるのかとても気になる筈です。読める漢字は「横断」だけですが、残念ながら伝わらない単語です。誤訳よりはマシですか。
では、中国語の部分で何を書いてあるのかを見て行きましょう。
「单程不能再来」の「再来」は色んな解釈ができるから、前の「单程」は片道通行を指すので、ここでは多分「片道につき戻れません」と言う意味になります。しかし「片道で、もう1回乗る事はできない」とも考えられます。子供などが「もう1回!」と言えば、親は困るかも知れません。
多分と言ったのは、中国語として可笑しくはないですが、自然な言い方ではない違和感があるからです。中国語をちょっとかじった事がある日本人学生が作ったような感覚です。
まあ、想像は出来ますが・・・・・・日本語との差が激しいですね~はっきり言って、のりば云々の意味が伝わっていません。もしかして、最初から日本語の意味を中国語に翻訳するつもりではなく、その看板ではそれぞれ3つの意味を言っているのでしょうか。それなら、一行目だけ何故中国語なのか、謎です。
では、「のりばは、向こう側です。」の中国語訳の正解は、これです。
乘坐处在另一端
または、これです。
乘坐处在对面
中国語の対面は真っすぐ向かって向こう側でなくても、ケーブルで繋がった向こう側を指す事も出来ますので、理解し易いです。
箱根や函館山の様な観光名所には本格的なケーブルカー施設が備わっていますので、詳しくは見てませんが、スラスラと読める紹介文でした。さすがに翻訳を外注しています。
あのような立派な施設ではありませんが、中国の旅行客向けに中国語表示を一言ずつ、簡単に翻訳を依頼したいなら、筆者の管理するNOTEサークルへの入会を検討して見てはいかがですか、バイリンガルが継続的にサポートしますので、心強い運営になること間違いないです。