中国にもある日本語のデタラメ翻訳
最近は新型コロナで家族全員がほぼ引きこもる状態の中、楽しみの一つとして YouTube を見ています。
子供たちと一緒に見るので、最初はお笑い関係のチャンネルばかり見ていましたが、今日はふっと思い立って、「誤訳」をキーワードに検索すると、やはりありましたね、中国での日本語誤訳の数々。
筆者も二十数年前に年間の半分は中国に出張していましたので、上記動画のようなお笑いネタを沢山見ました。カラオケでのソングリスト、レストランのメニュー、日本人向けクラブのメニュー、高級ホテル内の注意書きや施設案内、何の楽しみもない中国出張も、そんな笑いでなんとか過ごせました。
惜しい事に当時はまだ YouTube が存在しなかったので、一部写真を撮ったものの、現像でお金もかかるし、会社でも中国マーケットに関係がない人は殆ど興味を示さないし、保存しませんでしたね~ただただ仲間内で笑って、笑って、腹がよじれるほど笑えました。
翻訳は、現在機械による翻訳がもてはやされて、YouTube での翻訳は「協力」と言うかたちで、報酬が得られる仕事として扱っていません。Google 翻訳も各言語の翻訳協力者を依頼しているが、それも報酬のない「協力」として、正規の仕事扱いではありません。
筆者も結構な専門用語を Google 翻訳に貢献しましたが、自分の子供の学費をも憂慮する状況なので、すっかり辞めました。なんだか翻訳者としてバカにされているような気分に陥ります。
翻訳で社会復活しょうとしている筆者には、居場所がなくなっていると言うものすごい「不安」を感じさせられています。
通訳・翻訳はれっきとした学問の一つだと思うのですよ、その背景には語学勉強のみに限らず、現地の生活風習、文化教育を熟知していなければならないと言う深さもあるので、そう簡単に機械で翻訳出来るものではありません。
機械の翻訳を思いついたのは孫正義氏とされ、開発者たちはこんなにも不完全な状態で Google から機械の翻訳サービスを提供されるとは考えていなかったのではないでしょうか。英語圏の人は翻訳に対する思いや感じ方が他の国の人とは全然違います、何しろ国際共通語は英語ですから、単語対単語で翻訳が成り立つと考えているのでしょうか。
いずれは機械が本当に翻訳が出来るようになるかも知れませんが、少なくとも数千年に亘る人間の文明を築き上げたコミュニケーションツールである「言語」は、インターネット時代の幕開けから数十年も経たないうちに機械が翻訳できるほど、薄っぺらいものではないと思います。
ちなみに機械翻訳の事故が多くて、中でもカテゴリーの「公共場所」に纏めたゴミ、トイレネタがとんでもなく笑えます、機械翻訳とは言え、その機械翻訳を使っているのは人間ですからね。
今の機械による翻訳は違う言語間の「言葉」を一つ一つ覚える事しかできませんよ。いきなり翻訳と言う業種を飲み込んで、翻訳者の存在を追い出すのは、少々天真爛漫過ぎる気がします。
YouTube の面白い動画は、本来なら翻訳すれば億単位の登録者が増えるのに、文字起こしも翻訳も「協力」なんですね~本当、可愛いと思います。それを「搾取」と言う事が分からないですね。
個人的な感想でした。
引き続き当ブログでは中国語の一言フレーズ、注意書き、告示などについて、翻訳の正解を載せて行きますので、必要な方はコピーペしてお使いください。サポートが必要な方はどうぞ筆者が運営するNOTEサークルの入会をご検討下さい。